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2013年9月22日日曜日

ついに公開!イヤホンガイド新会員制度のごあんない

お待たせいたしました。
新・会員サービスのご紹介です

保証金なしでスムーズに借りられ、通常よりもお得な値段でイヤホンガイドがご利用いただけます。
発売は10月中旬からの予定です。


今回の注目ポイント
①チャージして繰り返し使えるカードへ!
②使った分だけポイントが貯まります♪
③履歴がWEBでチェックできます!(平成26年より開始予定)

チャージ式のカードです
チャージ額は6000円と9000円の2種類!どちらも1台当たりの料金が600円とお得になります。
今回はどちらの額をチャージしても単価600円は変わりませんので、長ーくご利用を考えてくださっている方は9000円を、ちょっとずつチャージしたい方は6000円をチャージしてくださいね。

最初は6000円をチャージして、次は9000円をチャージ、なんて方法もOKです!


今回初登場!「ポイント制度」
貯め方はとってもシンプルで1台借りるたびに1ポイントが付きます。
30ポイントたまるとイヤホンガイド1台分として、カードの残数に足すことができるようになります。
今後、ボーナスポイントや特別プレゼントも予定しております。
これからは貯める楽しみが増えますね。

ただし!カードで借りられるのは各公演1部につき最大3台までですので、ご注意ください。


③履歴の確認がWEBで復活です
お客様からご要望いただいております、「履歴の確認」この度、WEBで復活の予定です!
お楽しみに。


そして、これも大きな変化です。
ネーミングが「イヤホンガイド会員カード」から「くまどりんカード」へ変更になります!!

え、恥ずかしくて言いにくいですか?いえいえ。どうぞ可愛がってくださいませ。

安い!便利!だけではなく、イヤホンガイドを通じて歌舞伎や文楽のご観劇がさらに楽しくなる、そんな会員制度にしたい!との志を新たに付けたネーミングなのです。
リニューアルしたイヤホンWEBも合わせて、ご観劇の前後もイヤホンガイドをポータルに楽しんでいただけたら幸いです。

新規のカード購入・これまでのカードからの変更は10月中旬よりイヤホンカウンターで承ります。

これまでカードを使ってくださっていた方々も!
登録してみようか悩んでいる方も!
ぜひぜひ売り場でお声かけくださいませ!!






2013年9月19日木曜日

10月名古屋歌舞伎公演 「錦秋名古屋 顔見世」  イヤホンガイドアルバイト募集中!!

10月名古屋で行われる、「錦秋名古屋 顔見世」公演ですが・・・




御園座に引き続き、イヤホンガイドをご利用いただけます。


ということで!

私たちと一緒に、イヤホンガイドを貸し出してくださるアルバイトを募集しています!!

1か月程度の短期のお仕事です。
もちろん、事前研修がありますので、自信をもって働けます♪

秋本番の10月、歌舞伎に触れてみませんか?


ご応募、詳細はこちらから↓↓
当社HP:http://www.eg-gm.jp/saiyo/e_arbeit_nagoya.html
ネットTAM:http://www.nettam.jp/career/detail.php?no=7033

2013年9月17日火曜日

伊賀越ひとくちコラム(6)~岡崎の段 みどころ~

この秋、4劇場(※)で歌舞伎・文楽が上演される『伊賀越道中双六』。

ブーム到来な予感!?な『伊賀越』が気になるあなたのための、ひとくちコラムです。

※ 9月国立小劇場(文楽)、9月公文協西コース(歌舞伎)、11月国立大劇場(歌舞伎)、11月国立文楽劇場(文楽)


今日のテーマはこちら!


●「岡崎」の段 みどころききどころ● 伊賀越レベル ★★★


今月国立小劇場で上演されている『伊賀越道中双六』の通し上演、
第2部クライマックスは大曲「岡崎」の場面。

今回、11月国立大劇場の歌舞伎では上演のない場面です。
ぜひ文楽での上演を、お見逃しなく!


雪の降る冷たい情景の中、繰り広げられる親子、主従の悲しいドラマに、誰もが胸を打たれるはず。

今回はそんな「岡崎」の場面のみどころききどころを、名人の芸談からご紹介します!

豊竹古靱太夫(のちの豊竹山城少掾、1878-1967)のお話です。


①「然らば、御免」

関所破りで捕まりそうになった政右衛門を幸兵衛が助け、家に招き入れるとき、政右衛門が発する言葉です。

豊竹古靱太夫
「即ちこの場の政右衛門は全然本名を明かしていない。
ただ単なる行きずりの旅人に偽装しているわけですが、それでも流石に人品は隠しおおせない。
この『然らば御免』という僅か一言の挨拶のうちに天下無双の剣士唐木政右衛門としての風俗や人態が自から滲み出る、という解釈です。
今後、皆さんも、「岡崎」ではこの『然らば、御免』を特に注意して聴いて頂きたいものです」

皆様、「然らば、御免」をよーく聴いてくださいね!


②提灯の親爺

政右衛門を追って、生まれたばかりの子とともに巡礼姿で旅をするお谷が、幸兵衛の家の外で苦しんでいるときに、提灯を持った夜回りのおじさんが登場します。

豊竹古靱太夫
「ホンのちょっと出て来て直ぐ引込む端役なのですが、これをうまく語らないと折角の「岡崎」が一段死んでしまいます。
この点景人物を語り生かせることによって、凍てついた雪の夜の物さびしい情景がヒシヒシと観客の胸に迫って来るからです」

脇役にも重要な存在感が。提灯のおじさんに注目です!


③眠いくらいがよい?糸繰り歌

幸兵衛の娘は股五郎の許嫁。政右衛門の幼名しか知らない幸兵衛は、政右衛門に股五郎の助太刀を頼み、少しでも敵の情報をほしい政右衛門はそれを引き受けます。

幸兵衛がひっこみ、幸兵衛の妻が糸繰りをはじめ、政右衛門はたばこの葉を刻みます。

しんしんと雪が降る冬の夜。とても静かで、情緒のある場面です。

あまりゆったりとしていて、うっかりうとうと…となりそうですが、この場面、うとうとするくらいがいいのだとか。

豊竹古靱太夫
「昔から、老婆が糸を繰りながら『来いとゆたとて行かれう道か、道は四十五里波の上…』と糸繰唄を口ずさむあたりは、聴衆にコクリコクリと居眠りをさせねばならない。
客を居眠らせるほうがよい「岡崎」だといわれている程です。
静かな雪の夜の情景がシンミリと描写されればなりません」

なるほど!でもそのまま寝続けないようにご注意!


・・・

いかがでしょうか?

「岡崎」ご観劇の際は、上記の3つの見どころを意識してみてくださいね!


芸談の出典:
「山口廣一「文楽鑑賞」の内 豊竹古靱太夫(山城少掾)述」(国立劇場芸能調査室編『伊賀越道中双六上演資料集』1967年3月発行)








2013年9月16日月曜日

新会員サービス 情報解禁日が決まりました!

この秋、新しく生まれ変わる「イヤホンガイド会員サービス」

現在最終調整中でございます。


いよいよ来る9月22日日曜日
新会員制度の全容をご紹介します。
各イヤホンガイド貸出所・HP等でも順次発表いたします!

気になる料金や、
前のカードとの違い、
などなど

来週の連休は、このブログもチェックしてみてくださいね!



速報!! 10月大阪松竹座 愛之助丈 幕間インタビュー放送決定!

来月10月3日から27日にかけて、大阪松竹座では「十月花形歌舞伎」が幕を開けます。



その座頭を務めるのが、この方!




歌舞伎だけでなく、舞台やテレビドラマでも大活躍中の片岡愛之助さんです!




イヤホンガイドでは、愛之助さんのインタビューを10月松竹座公演の幕間で放送することが決定!
先日、歌舞伎座にて収録が行われました。


現在、歌舞伎座9月公演に出演に加えて、ドラマの撮影等々、本当にお忙しいのにも関わらず、快くOKしてくださった愛之助さん。
インタビュー中も、そのお人柄で終始和やかなムードで進みました。



10月公演の演目については勿論、演じられる役柄についてや、共演される皆さんとのお話からご自身のお話までたくさん伺えました。
今、話題の“あの名ゼリフ”に絡めたお話もしていただきましたよ!

ぜひイヤホンガイドで休憩時間中もお楽しみ下さい♪


*インタビュー時の様子を愛之助さん自らご自身のブログでご紹介してくださっていますので、そちらも合わせてチェック!!⇒http://ameblo.jp/6ainosuke/entry-11613424884.html
くまどりん との貴重(?)なツーショットです。



そして!

インタビューの後には愛之助さんからクイズの出題がありますので、最後までお聴き逃しなく!

クイズ正解者の中から抽選で素敵なプレゼントが当たります!
詳しくはまたこちらでご紹介しますので、お楽しみに。


*9月新橋演舞場と歌舞伎座公演のイヤホンガイドでは、休憩時間中に愛之助さんからのメッセージを放送していますので、こちらも是非お聴きください。




10月大阪松竹座 「十月花形歌舞伎」は10月3日から10月27日までです。

2013年9月15日日曜日

伊賀越ひとくちコラム(5)~西の大関~

この秋、4劇場(※)で歌舞伎・文楽が上演される『伊賀越道中双六』。

ブーム到来な予感!?な『伊賀越』が気になるあなたのための、ひとくちコラムです。

※ 9月国立小劇場(文楽)、9月公文協西コース(歌舞伎)、11月国立大劇場(歌舞伎)、11月国立文楽劇場(文楽)

 

今日のテーマはこちら!

 
●敵討ち番付●  伊賀越レベル★☆☆



江戸時代の娯楽といったら、お芝居お相撲

いよいよ今日から大相撲の秋場所が始まったのに合わせて、今回は”敵討ち番付”のお話です。


・・・

まずは”番付”の説明から。

相撲で、横綱○○、大関○○、などと、ランクと力士名が太い筆字で列挙されているポスターをご覧になった事があると思います。
コレが”番付”です。

”番付”は、17世紀中ごろに、歌舞伎や人形浄瑠璃の出演者を列記した、宣伝用の印刷物として始まりました。

関西では歌舞伎のプログラムを”番付”と呼びますね。
歌舞伎や文楽のプログラムは、表紙をめくると、その”番付”があります。
太い筆字で上演演目と出演俳優などが書いてありますから、プログラムを買ったらぜひ注目してみてください。


江戸時代にはそのような”番付”にならって、ありとあらゆるものがランク付けされて楽しまれました。
山や川、名所名物、名医や遊女など。
そういうものを”見立番付”と呼んでいます。


江戸時代の人々は敵討ちの物語が大好きだったので、有名な敵討ちの見立て番付も作られました。

そこではどんなふうにランキングされているかというと…


例えば「忠孝仇討鏡」というタイトルの番付。
発行は江戸末期とみられています。


○勧進元「太閤山崎主仇討」

勧進元は、番付の制作発行者のことです。
これは豊臣秀吉が主君・織田信長を暗殺した明智光秀を迎えうった合戦です。


○行司「曽我兄弟仇討」「芸州広島仇討」

行司役には、あの曽我兄弟がいますね。
次の「芸州広島仇討」とは、毛利元就が、主君大内義隆を誅殺した陶晴賢を討った合戦をさします。

この「勧進元」と「行司」は、ランク付け対象外の、いわば殿堂入りの敵討ち、という意味合いだそう。


○東の大関「赤穂義士仇討」
 東の関脇「天下茶屋仇討」
 東の小結「彦山毛谷村仇討」
 東の前頭「合邦が辻仇討」など

○西の大関「伊賀上野仇討」
 西の関脇「宮本武蔵仇討」
 西の小結「箱根権現仇討」
 西の前頭「崇禅寺馬場仇討」など


ちなみに、番付に”横綱”がかかれるようになったのは、19世紀末からのようですので、ここに”横綱”はないのです。
なので、東西のトップは大関となります。


これ、敵討ち??というものもなきにしもあらずですが、我らが「伊賀上野の敵討ち」は、赤穂浪士の敵討ちとならぶ”西の大関”にランクインされています。


さすが「三大敵討ち」の一つと言われるだけあって、トップクラスの人気と知名度の敵討ちだったようです!


この”敵討ち番付”は何種類も出版されており、ランク付けもその都度変わっていますが、「伊賀上野の敵討ち」は大概トップクラスに入っているようです。


ということで、西の大関「伊賀上野の敵討ち」、秋場所のゆくえとともにぜひご注目ください!


・・・

次回もお楽しみに!


*参考資料
河竹登志夫「仇討狂言の展望」(『季刊雑誌歌舞伎』9巻3号、1977年1月)

2013年9月14日土曜日

伊賀越ひとくちコラム(4)~室町時代、その2~

*この秋、4劇場(※)で歌舞伎・文楽が上演される『伊賀越道中双六』。

ブーム到来な予感!?な『伊賀越』が気になるあなたのための、ひとくちコラムです。

※ 9月国立小劇場(文楽)、9月公文協西コース(歌舞伎)、11月国立大劇場(歌舞伎)、11月国立文楽劇場(文楽)



今日のテーマはこちら!

 
●時代設定のルール●  伊賀越レベル★★☆


昨日の続きから。

『仮名手本忠臣蔵』『伊賀越道中双六』

2作品とも江戸時代の事件を扱っているはずなのに、わざわざ室町時代に設定しているのはなぜなのでしょう?



・・・・・・


作品の作られた当時は、同時代に起こった事件をそのまま扱って作品にするのは禁じられていました。

芝居の中で有名人の本名を出すことを禁じるおふれ(正保元年(1644))や、徳川家・天皇家にかんする作りごとを禁止するおふれ(享保7年(1722))など。

心中事件の脚色を禁止するおふれも、何回もでました。
真似をして心中するカップルが後を絶たなかったからです。


つまり当時は、政権批判につながるようなことを少しでも避けるために、真似をされると困るようなことをいろいろと禁止していたということです。


・・・


☆赤穂浪士の敵討ちの場合は、

・浅野内匠守の切腹とお家取り潰しという、お上の決定への反発
・討った相手が高家のトップという、高い役職の吉良上野介

ということで、政治を行うほうとしても、民衆に赤穂浪士の味方をされては困るわけです。

作品を作るほうも、せっかく作ったのに上演禁止にされるのは避けたいので、時代設定や登場人物を、南北朝の騒乱の時代に仮託して、目くらましをしていたというわけです!



☆伊賀上野の敵討ちの場合は、河合又五郎に弟を殺された渡辺数馬が、姉婿・荒木又右衛門らの力を借りて行ったもの。

『忠臣蔵』に比べると内輪な敵討ちなのですが、仇敵となった河合又五郎の受け渡しをめぐって、さっさと捕まえたい岡山藩と、旗本である又五郎をかばいたい仲間の旗本たちとに対立が起こり、ごたごたに発展したという背景があります。

武士階級の事件ということで、やはりそのままでは上演できなかったのです。

そのため、事件を室町時代に設定して、登場人物の名前をちょこっと変えて、作品が作られたというわけです!


・・・


ちょっとこむずかしくなりましたが、そんなこんなで、『忠臣蔵』『伊賀越』も、実際の事件そのままでは上演できなかったのです。


といっても…登場する遊郭とか、衣裳とか髪型とか…明らかに江戸時代な気もするのですが…
そこは見て見ぬふりで楽しみましょう!


『伊賀越』「沼津」(歌舞伎・文楽で上演)の場面や、その続きの「藤川新関の段」(文楽で上演)は、江戸時代の街道や旅の様子がいきいきと描かれていますので、ご注目ください!



・・・・・・


ところで『伊賀越』の場合は、誰の仇を討つのかという設定も、実際の事件とは変えています。

次回は、伊賀上野の敵討ちの発端について、お話していきます。

お楽しみに!